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新しい犬を迎えたときの「しつけ」~トイレ編~

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犬が新しい家にやってくるということは、人間の引越しとはわけが違います。多くの子犬は、人間の都合で親から引き離されているのです。ペットショップで購入した犬や、保護犬を引き取った場合など、親や元の飼い主と離れ離れになるという寂しい思いをしています。最初の1週間は新しい家に慣れてもらうための期間だと認識し、必要以上にかまったりして、子犬が疲れるようなことは避けましょう。
犬を迎え入れて、一番最初に教えなければならないのが「トイレ」の場所です。トイレを覚えるということは、犬にとって安心できる環境がひとつ増えるということです。そして、犬と暮らしていく上でとても大事なことなので、たくさんのことを吸収しやすい子犬の時期からゆっくり、トイレトレーニングをしていきましょう。

◆トイレトレーニングに必要な物
<出来るだけある方がいい物>
・サークルやケージ
・トイレシーツ

<あると便利な物>
・トイレトレー
・おやつ

◆サークルやケージの注意点
ケージは、四方を柵で囲んだ屋根が付いたもの。サークルは柵で四方を囲った屋根が付いていないものが一般的です。 また、サークルでも取り外し可能な屋根が付いているものもあります。子犬の場合は、トイレシーツを頻繁に交換することが多いので、屋根がないサークルを利用する方が楽ですが、柵を飛び越えてしまう場合は、屋根のあるケージを使用しましょう。
また、大きすぎても小さすぎてもトイレの場所を覚えません。目安としては、大きさは子犬が軽く2頭入り、成犬時に1頭入るものが良いでしょう。

◆配置場所
室内で犬を飼っている場合、家の中といっても、玄関や居間、寝室などがあります。その中で最適な場所は、家族や人の行き来がよくある「リビング」です。人の気配があるだけでも、犬は安心感を得ることができ、落ち着いてトイレできるはずです。また、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置くとなお良いでしょう。
窓際の場合は、外の気温の影響を強く受け、気温の変動が大きいため、設置する場所にはあまり向いていません。どうしても窓際に設置したい場合は、カーテンやブラインドを活用し、直射日光を避けましょう。
夏場はケージやサークルの周りが暑くなりすぎることがあるので、冷房のついた部屋に置いて、熱中症対策をしてあげてください。季節によって、過ごしやすい場所に移動させる方法もひとつの手です。しかし、トイレを場所で覚えてしまった犬の場合、頻繁に場所を移動させてしまうと、上手にトイレができなくなる可能性があるので注意が必要です。

◆トイレ内にトレーや仕切りを活用する場合
子犬がかじっても破損しないものを用意するといいでしょう。 ステンレスのパイプや大きなブックスタンド、小型で顎の力の弱い子ならプラスチックでもOKです。仕切りは犬の足の長さより高く、行き来できる高さで設置してください。

◆トイレのタイミングを知って誘導する
トイレしたくなると、床のにおいを嗅ぎながらクルクル回るなど、一定の行動をする犬が多いです。こうした行動をしはじめたらトイレのサイン。このタイミングで素早くトイレの場所に移動させましょう。また、寝起きや食後、遊んだ後などにトイレをする犬が多いので、こうしたタイミングも心得ておくと失敗を少なくすることが出来ます。

◆失敗の原因と対処
トイレトレーニングは早い犬なら1週間くらいで出来るようになります。なかなか上手くいかない場合、もしかしたら以下のような原因が考えられます。
・カーペットやバスマットの近くにトイレシーツがある。
・トイレシーツの敷いてある範囲が狭い。
・失敗するとつい怒ってしまう。
・身体的不調
一度失敗してしまうと、排せつ物のニオイがついて、別の場所ですることが習慣化してしまいます。トイレトレーニングの間は、できるだけ目を離さないようにし、毎日の行動パターンを理解する事が大切です。焦らず、失敗しないような環境作りを心がけましょう。

まとめ
トイレトレーニングは犬も飼い主もお互いストレスを感じる事なく生活するために必要不可欠なしつけです。間違った場所で排せつしてしまっても、叱ったりするのはやめて、愛情を持って根気よくトレーニングして下さい。トイレが成功できたら、ご褒美におやつなどをあげて、思いっきり褒めてあげましょう。