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暖房器具を上手に使って♪冬支度

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犬には毛皮があるため寒い冬でも暖房は必要ないと思われがち!でも、犬種によって身体的な特徴は異なり、寒さに弱い犬もいます。寒さが厳しい時は暖房器具を使うなど、それぞれの犬種にあった防寒対策が必要です。今回の記事は、暖房器具を使う時の注意点やおすすめの防寒グッズについてまとめてみました。

◆重要な体温調節◆
犬の平熱は小型犬で38.6℃~39.2℃、大型犬で37.5℃~38.6℃とされています。体温調節がうまくできないと、気温が高い時は熱中症に、低い時は低体温症を発症してしまう可能性があります。 熱中症になるとよだれが出たり、呼吸が乱れる(パンティング)などの症状が出ます。低体温症の場合は、元気がなくなり、震えなどの症状が出ます。日頃から体温を確認して、異常に高くないか、低くないかを感じられるようにしましょう。とくに子犬や老犬は注意が必要です。

◆部屋の設定温度◆
犬にとっての過ごしやすい気温は20℃前後、湿度は50~60%といわれています。犬は舌からの気化熱で体温調節するため、温度だけでなく湿度管理もとても重要です。しかし室内の気温を一定に保つことはお金もかかりますし、犬が散歩に行く時に気温差を感じ過ぎてしまう可能性があるので、20℃はあくまでも目安として、防寒グッズなどを使って、犬が寒くなったら暖まりにいける環境を作ってあげるようにすると良いでしょう。

◆暖房器具を上手に活用◆
◇エアコン
暖房器具としてエアコンの使用自体はおすすめですが、肌が乾燥することで皮膚病になる可能性があるので、直接風が当たるのを避けましょう。夕方や早朝はタイマーを活用して部屋をゆるやかに暖めると良いです。だいたい20~23℃ほどで運転し、サーキュレ一ターで暖気を循環すると、部屋の温度を均一に保ちやすいです。また、エアコンの風でほこりや毛を舞い上げることでアレルギーにもなりやすいので、こまめに掃除することをおすすめします。
◇床暖房やホットカーペットは要注意
犬はお腹を床にくっつけていることが多いため、熱が体に籠りやすくなります。そのため、冬でも熱中症になる可能性があります。犬が暖かい場所と暖かくない場所を自由に行き来して、自分で涼めるようにしておきましょう。また、低温やけどをしないよう、温度はいちばん低く設定し、敷物を重ねればより安心です。
お留守番など、犬から長時間目を離す場合や寝床では、床暖房やホットカーペットを使わないようにしましょう。
◇目の届かないところでは危険な暖房器具
石油・電気ストーブ、パネルヒーター、ファンヒーター、オイルヒーター等、これらの暖房器具は、近づきすぎによる低温やけどやイタズラなどによる転倒や火災を招く危険性があります。使用する場合は柵を設置して、人が見守れる場所でのみ使うようにしましょう。また、設置した柵が熱をもたないよう、暖房器具とは30cmくらい離して下さい。

◆おすすめの防寒グッズ◆
暖房器具をずっと使っていると乾燥もするしお金もかかります。そしてお留守番の時などは火災を防ぐため電源を切る必要もあります。犬が寒いと感じた時に自分から調整して使えるようなグッズを置いて環境を整えてあげるとよいでしょう。
◇冬用のベッド
暖かいベッドはやけどの心配もないので最良の防寒グッズです。夏の冷房冷えも防いでくれるので、一つは持っておきたいアイテムです。
◇ハウス
ハウスの中は保温性が高いものが多いので、お留守番が多くて寒がりな犬にはぴったりです。大型犬用のハウスは少ないので、普段使っているケージに犬用のベッドを入れて、ケージの上から毛布をかぶせてあげるだけで保温性はかなり高くなりますよ。
◇湯たんぽ
湯たんぽは、程よい温度が持続するので、お留守番の時などは役立ってくれます。ホットドリンク用のペットボトルに熱すぎない温度のお湯を入れ、タオルで巻くと手作りの湯たんぽを作ることもできます。
◇洋服
寒さに弱い犬にとって防寒用の洋服は冬のお散歩に必須とも言えます。気候が犬にとって適当でない場合、洋服を着せることが健康を守ることにつながります。普段から着せていると嫌がることもなく、着ると暖かくなるものと認識して、喜んで着てくれるようになりますよ。

まとめ
犬によって快適と感じる気温は異なるので、自分の愛犬が寝ている時に寒そうにしていないかをチェックしてみましょう。