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犬の「しつけ」~呼び戻し編~

 たとえば、散歩中のことです。手から愛犬のリードが離れてしまい、自由気ままに走り出して、車の往来の多い道路の方に走っていって血の気が引いた…皆さんはそんな経験ありませんか?こんな時、つい慌てて名前を呼びながら追いかけてしまいがちですが、これでは絶対と言って良いほど犬は戻ってきません。追いかければ追いかけるほど、生き生きして逃げまどうでしょう。犬にとって、飼い主が大きな声をあげて自分を追いかけてくる行為は、遊んでいるとしか感じないからです。そのまま走り回って車道に飛び出し、不幸な結果を招きかねません。もちろんそれ以外の場面でも、呼び戻しができていればトラブルを回避できるでしょう。
ぜひ教えておきたいしつけが“呼び戻し”です。『おいで』を覚えさせることができれば、日常生活の様々な場面で役に立ちます。今回は、犬の呼び戻しについて解説していきます。

◆トレーニングを始める前に
犬のしつけをするためには、犬と飼い主の間にしっかりとした信頼関係が構築されている必要があります。では、どうすれば犬は飼い主を信頼してくれるのでしょうか。
まず、犬に信頼してもらう秘訣は、飼い主が犬にとって魅力的なパートナーになることです。犬にとっての魅力的なパートナーとは、ずばり「ブレない人」です。同じことをしても褒めてくれる時もあればそうじゃない時もあったり、いつもはダメといわれていることが飼い主の都合で許可されたり。こうした一貫性のない行動は犬を混乱させます。一つのルールを決めたら、それを飼い主都合で変えないことが大切です。
また、犬をしつける際には、おやつを活用するのもおすすめです。ご褒美としておやつを与えることで、飼い主にとって好ましい行動をしてもらう手助けになります。

◆呼び戻しの練習
いきなり外で呼び戻しの練習をはじめてもうまくいきません。まずは家の中で呼び戻しの練習をします。とは言っても、家の中で名前を呼ばれると、喜んで走りよってくる子も多いでしょう。名前を呼ばれて来ることも大事ですが、できれば『おいで』のコマンドで呼び戻すことを教えます。コマンドを出してきたときは、例えそれが偶然であっても大げさに誉めてあげましょう。犬は誉められることが大好きなのです。
呼び戻すとき、絶対にこちらから近づいてはいけません。近くまできたからといって、捕まえて誉める行為は、犬からすれば近づくと捕まると思ってしまいます。呼び戻しのしつけの失敗につながります。

◆外で練習
家の中である程度、呼び戻しができるようになったら、次は外で練習をしてみましょう。ノーリードにはせず、必ずリードを使用します。出来ればロングリードがいいでしょう。場所はいつも行く所ではなく、犬が初めていく場所にします。ロングリードである程度、犬を自由にさせ、周辺の臭いを嗅いでいるときなど、こちらに意識が向いていないときに『おいで』『来い』などとコマンドを出します。ちゃんとこちらに戻ってきたら、大げさに誉めてご褒美におやつなどをあげます。
呼んでも来ないようであれば、リードを引いてショックを与え、リードを手繰り寄せながら『おいで』『来い』のコマンドを出し、できるだけ自分の方に引きつけます。自分の近くまできたら、必ずご褒美をあげて誉めましょう。

◆集中できない場合
何度も呼び戻しの練習をするうちに、コマンドで戻ってくるようにはなりますが、走り寄ってくるのではなく、地面の臭いや周囲の臭いを嗅ぎながら、ノロノロと戻ってくるような場合、意識が集中していない表れです。この場合、呼びながら後方に下がるようにしてみましょう。犬は慌てて駆け寄ってくるはずです。このとき、おやつなどで誘ってもかまいません。呼ばれて近寄れば、何か良いことがあるとしっかり学ばせましょう。


まとめ
慣れてきたら、普段の散歩コースや、いつも立ち寄る公園で呼び戻しを試してみましょう。それでうまくいくようであれば、リードの長さを徐々に長くして練習しましょう。決してノーリードで練習することはしないようにして下さい。
このしつけがうまくいくと、『おいで』と呼んだだけで犬は飼い主の元に戻ってくるようになります。しつけは根気がいるものですが、飛び出し事故や迷子など、万が一の危険を回避するためにも、ぜひ、取り入れてみてください。

新しい犬を迎えたときの「しつけ」~トイレ編~

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犬が新しい家にやってくるということは、人間の引越しとはわけが違います。多くの子犬は、人間の都合で親から引き離されているのです。ペットショップで購入した犬や、保護犬を引き取った場合など、親や元の飼い主と離れ離れになるという寂しい思いをしています。最初の1週間は新しい家に慣れてもらうための期間だと認識し、必要以上にかまったりして、子犬が疲れるようなことは避けましょう。
犬を迎え入れて、一番最初に教えなければならないのが「トイレ」の場所です。トイレを覚えるということは、犬にとって安心できる環境がひとつ増えるということです。そして、犬と暮らしていく上でとても大事なことなので、たくさんのことを吸収しやすい子犬の時期からゆっくり、トイレトレーニングをしていきましょう。

◆トイレトレーニングに必要な物
<出来るだけある方がいい物>
・サークルやケージ
・トイレシーツ

<あると便利な物>
・トイレトレー
・おやつ

◆サークルやケージの注意点
ケージは、四方を柵で囲んだ屋根が付いたもの。サークルは柵で四方を囲った屋根が付いていないものが一般的です。 また、サークルでも取り外し可能な屋根が付いているものもあります。子犬の場合は、トイレシーツを頻繁に交換することが多いので、屋根がないサークルを利用する方が楽ですが、柵を飛び越えてしまう場合は、屋根のあるケージを使用しましょう。
また、大きすぎても小さすぎてもトイレの場所を覚えません。目安としては、大きさは子犬が軽く2頭入り、成犬時に1頭入るものが良いでしょう。

◆配置場所
室内で犬を飼っている場合、家の中といっても、玄関や居間、寝室などがあります。その中で最適な場所は、家族や人の行き来がよくある「リビング」です。人の気配があるだけでも、犬は安心感を得ることができ、落ち着いてトイレできるはずです。また、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置くとなお良いでしょう。
窓際の場合は、外の気温の影響を強く受け、気温の変動が大きいため、設置する場所にはあまり向いていません。どうしても窓際に設置したい場合は、カーテンやブラインドを活用し、直射日光を避けましょう。
夏場はケージやサークルの周りが暑くなりすぎることがあるので、冷房のついた部屋に置いて、熱中症対策をしてあげてください。季節によって、過ごしやすい場所に移動させる方法もひとつの手です。しかし、トイレを場所で覚えてしまった犬の場合、頻繁に場所を移動させてしまうと、上手にトイレができなくなる可能性があるので注意が必要です。

◆トイレ内にトレーや仕切りを活用する場合
子犬がかじっても破損しないものを用意するといいでしょう。 ステンレスのパイプや大きなブックスタンド、小型で顎の力の弱い子ならプラスチックでもOKです。仕切りは犬の足の長さより高く、行き来できる高さで設置してください。

◆トイレのタイミングを知って誘導する
トイレしたくなると、床のにおいを嗅ぎながらクルクル回るなど、一定の行動をする犬が多いです。こうした行動をしはじめたらトイレのサイン。このタイミングで素早くトイレの場所に移動させましょう。また、寝起きや食後、遊んだ後などにトイレをする犬が多いので、こうしたタイミングも心得ておくと失敗を少なくすることが出来ます。

◆失敗の原因と対処
トイレトレーニングは早い犬なら1週間くらいで出来るようになります。なかなか上手くいかない場合、もしかしたら以下のような原因が考えられます。
・カーペットやバスマットの近くにトイレシーツがある。
・トイレシーツの敷いてある範囲が狭い。
・失敗するとつい怒ってしまう。
・身体的不調
一度失敗してしまうと、排せつ物のニオイがついて、別の場所ですることが習慣化してしまいます。トイレトレーニングの間は、できるだけ目を離さないようにし、毎日の行動パターンを理解する事が大切です。焦らず、失敗しないような環境作りを心がけましょう。

まとめ
トイレトレーニングは犬も飼い主もお互いストレスを感じる事なく生活するために必要不可欠なしつけです。間違った場所で排せつしてしまっても、叱ったりするのはやめて、愛情を持って根気よくトレーニングして下さい。トイレが成功できたら、ご褒美におやつなどをあげて、思いっきり褒めてあげましょう。

もしもの時の備え「ペット保険」について考える

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犬は大事な家族の一員です。そんな愛犬に、もしもの事があったらどうしますか。
「うちの子は病気なんてしたことないから保険なんて大丈夫!」なんて思っていませんか?もしもの時は絶対に助けてあげたいけど…犬の医療費って本当に高いですよね。
今回は、もしもの時に備える「ペット保険」について考えてみたいと思います。

★ペット医療の近代化
人間と同様で、犬も医療費がかさむのは幼少期やシニア期です。それまで健康だった犬でも、高齢になると徐々に免疫力や体力が衰え、病気にかかることが増えてきます。
人間の医療の進化がめざましい発展を遂げている昨今、動物医療も同じくどんどん進化しています。MRI、CT、内視鏡といった検査技術、手術、放射線といった治療技術など、動物医療は人間顔負けの水準にまで進歩しています。
これに加え、心臓疾患や腎臓疾患など慢性疾患に対する治療の長期化も進み、医療費はかなり高額になることがあります。本来なら施してあげたい医療を金銭的な理由で断念せざるを得ない…そんな後悔をしないよう、ペット保険への加入を検討しておきましょう。

★医療費の実例
犬には公的な健康保険がないため、全額自己負担になります。一般的に動物病院への通院にかかる費用として1回3,000円〜10,000円、入院で3,000円〜15,000円、手術で100,000円〜400,000円くらいが相場とされています。また通院に加えて入院や手術が必要になるとさらに高額になります。特に手術が必要となると高額になりやすく、治療内容によってかなり差はあるものの、場合によっては100万円を超える手術もあります。

★高額な医療費をどう払っていくか
ケガや病気で苦しんでいる時は「今すぐどうにかしてあげたい!早く直してあげたい!」と思うのが飼い主の気持ちです。その為にほとんどの場合は、動物病院に頼ることになるのですが、治療のためにはどうしても高額な費用が必要になります。そのためにはどのように備えておくべきなのでしょうか。
① 普段から少しずつ貯金しておく
毎月、少しずつでも良いので貯めておく方法です。ただ、ある程度の蓄えが出来る前に、もしもの時が来てしまったら?そう考えると、確実に安心できるとは言えません。
② ペット保険への加入
ほとんどのペット保険は掛け捨てになるので、無駄な出費だと思えてしまうかもしれません。ただ、いざという時の安心料という見方もできるかもしれません。

★保険加入のチェックポイント
ペット保険加入の検討は、愛犬が若く元気なうちがおすすめです。年齢や、加入前にかかった疾患は適用外になるなどの制限がかかる場合があるからです。もちろん、12歳を超える高齢でも加入できるペット保険もあります。高齢だからとあきらめず、必要を感じたらペット保険の加入を検討してみましょう。
ペット保険を検討する際の主なチェックポイントは以下の6点です。
① 保険料
② 自己負担割合
③ 年間保証限度額
④ 通院、入院限度日数
⑤ 手術費用上限額
⑥ 保険対象外となる疾病
補償範囲を手術に限定して保険料を抑えた保険や、24時間健康相談サービスが付帯する保険などもあります。費用を抑えたいのか、保険以外にも愛犬のお世話をサポートして欲しいのかなど、保険料だけにとらわれず、補償範囲などを良く比較し、最適な保険を選ぶようにしましょう。

まとめ
自分も含め、身の回りの方のほとんどが事の大小問わず「年に何回か」というペースで動物病院のお世話になっていると聞きます。突発的に起こるケガや病気は、どんなに気をつけていても防ぎきることはできません。そんなもしもの時の費用はもちろん、同時に気持ちの余裕を保つためにも、安心という名のペット保険と捉えて、前向きに検討されることをお勧めします。

【アンケートに答えてプレゼントをGet!】 2017年”11月15日”は「いい犬ごはんの日」キャンペーン

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わんシェフでは、11月15日を”いい犬ごはんの日”に制定しています。

今年で5回目になりますが、”いい犬ごはんの日”を記念して「犬の手作りごはん実態調査」のアンケートを実施いたします。
なお、2017年11/15(水)から2017年12/11(月)の間に、アンケートに答えてくださった方の中から抽選でプレゼント賞品が当たります!ぜひ、ご参加ください♪
※アンケートの所要時間は5-10分程度です。

アンケートに答える>>

※終了いたしました。たくさんのご参加、ありがとうございました!
※当選者の方にプレゼントを発送させていただきました!(2018年1月31日)
※まだ、わんシェフメンバーに登録(無料)していない方はコチラからどうぞ

★今回のプレゼント★
A賞からE賞まで、合計11名にプレゼント。ぜひぜひ、アンケートにご参加ください!

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アンケート期間:2017年11/15(水)~2017年12/11(月)
プレゼントの抽選は12月中~下旬に実施し、結果の発表は当選者への発送をもって代えさせて頂きます。
※犬を飼っている(もしくは飼っていたことがある)わんシェフメンバーの方で、犬に手作りごはんをあげている方が対象のアンケートです。
※アンケート結果は”統計情報として”、個人やニックネームが特定できないかたちで公開等をさせて頂く場合がございます。但し個人情報を公開することはございません。

アンケートに答える>>

※終了いたしました。たくさんのご参加、ありがとうございました!
※まだ、わんシェフメンバーに登録(無料)していない方はコチラからどうぞ


わんわんシェフ見習い中「11月15日は”いい犬ごはんの日”犬の手作りごはん実態調査キャンペーン」へのご参加、お待ちしています。

愛犬とハロウィンを楽しもう♪

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ここ数年、日本でもハロウィンのイベントが増えてきています。人間がコスプレをして街を歩くのも、すっかり定番になりつつありますが、愛犬家の間では、自慢の愛犬と一緒にハロウィンを!という風潮も徐々に高まってきているように感じます。
そこで今回は、ハロウィンを楽しむポイントや注意したほうがいい事についてまとめてみました。

◆コスプレ♪
ハロウィンといえば、やっぱりコスプレ。かぼちゃの被り物や、小悪魔ケープ、お姫様のドレスなど…ワンちゃんに着せたら可愛いに決まっています!ドッグカフェやドッグランではハロウィンコスプレをすると、割引や無料イベントなどを行っているところもありますが、普段あまり犬服を着ていないというワンちゃんだと、仮装する衣装の違和感に固まってしまうことがあります。そもそも、防寒や防虫、術後服などの目的でない犬服は、犬にとっては迷惑なはずです。ハロウィンの仮装は、あくまで「人間が楽しむためのもの」。やり過ぎ仮装にならないように、ワンちゃんの気持ちも汲み取ってあげましょう。
コスプレはちょっと…っていうワンちゃんは、リードや首輪などの日用品をハロウィン仕様にしてみるだけで、なんだか楽しくなっちゃいますよ。

ストレスに気づいて
体を何度もブルブルさせたり、手や爪をペロペロ舐めたり、あくびをする。という行動は犬のカーミングシグナルの一つで、衣装を着たことでストレスを感じている証拠です。
「ずっと固まって動かない…」そんな様子が続くようであれば、一度衣装を脱がせてあげて下さい。
顔を覆う衣装は避けて
つばの大きい帽子や、マスクなどはワンちゃんの視界を遮ってしまいます。顔を覆われるとワンちゃんは強くストレスを感じるので、そういった衣装は最低限避けましょう。

◆おやつ♪
「トリック オア トリート!」やっぱりハロウィンに、おやつはかかせません。
近年は、ハロウィン仕様で犬おやつもネットやお店で色々購入することができます。綺麗で美味しそうなケーキや色んなバリエーションのものがありますが、原材料をよく見ると、人間と同じ材料で作られていることが多く、それを与えるには不安を感じます。
ちょっと手間でも、ぜひ!ハロウィンおやつを手作りしてみましょう。材料がわかっているので安心ですし、自分で作るので、愛犬に合わせて量も調整できます。また、アレルギーや好き嫌い、体調、サイズなどに合わせて材料の選択や分量を変えることができるので、これも安心につながります。そして、野菜がメインになるものが多く、調味料がほとんどいらなので経済的ですよ。

ハロウィンおやつレシピ
★「ハロウィンケーキ」作り方: https://wanchef.com/D/D5000?recipe_id=1649
★「かぼちゃプリン」 作り方: https://wanchef.com/D/D5000?recipe_id=600
★「かぼちゃクッキー」作り方: https://wanchef.com/D/D5000?recipe_id=676

手作りで愛情いっぱい、安全安心で、ワンちゃんにも嬉しいおやつ達です。ワンちゃん友達へのプレゼントに、ハロウィンラッピングでプレゼントすれば喜ばれること間違いなし!

まとめ
普段とは違うハロウィンのイベントは、人間も自然と高揚しています。そういった興奮がワンちゃんたちに伝染しないように、愛犬のリードは必ず大人が持つようにしたり、パーティでお喋りに夢中になっている隙に、テーブル上の食べ物を盗み食い…なんて事態にならないように、どうか注意してあげて下さいね。
飼い主さんがほんの少し配慮してあげるだけで、ハロウィンはワンちゃんにとっても楽しいイベントになります。
どうぞ思い出に残るハロウィンをお過ごしください♪

家の中でもストレスゼロ!「お部屋遊びを楽しむコツ♪」

犬はお散歩に行くこと、おやつを食べることと並んで、飼い主さんと遊ぶことが大好きです。また、暑さや寒さ、雨のせいなどでお散歩に行けない日は運動不足やストレス解消にもなります。でも、どうやって遊んであげたらいいのかわからないと思われている飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、愛犬とお部屋で楽しく遊べるコツをご紹介します。家にいる時はいつでも気軽にできるので、ぜひ取り入れてみて下さいね。

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◆おもちゃを使って「引っ張りっこ」
犬の祖先は狩猟をしていたため、動く物を追いかけたり、物をくわえる習性があるので、おもちゃを与えると本能的にくわえたり、追いかけたりして興味を持ちます。
・遊び方
口にくわえやすいサイズのおもちゃ(ロープや軽く結んだタオルが一番遊びやすいです)を用意して、犬の目の前でおもちゃを左右に動かします。音が鳴るおもちゃなら、より興味を引きやすいです。犬がおもちゃをくわえて引っ張ろうとしたら、綱引きをするように遊んであげて下さい。遊びに夢中になり、興奮してきたら、一度動きを止めてクールダウンさせましょう。
・コツ
引っ張りっこの遊び方は飼い主さんから誘い、犬が飽きないうちに飼い主さんの判断でやめるのがコツです。犬が「もっとやりたいな」という気持ちを残しておくことは「特別なお楽しみ」と認識させ、次に誘ったときに喜んで応じさせる遊び方のコツなのです。
最近は「引っ張りっこ」をしながら、歯のケアができるロープなども販売されています。飼い主さんやワンちゃん同士で引っ張りっこをする中で、歯磨き効果がある素材や、歯、歯茎、顎の発達に効果がある物もあります。皆さんの愛犬に合ったおもちゃを選んでみて下さい。

◆「どっち?の手に入ってる」ゲーム
片方の手でおやつを握り、どっちの手の中におやつが入っているのかを当てさせるゲームです。犬はこういった知能を使う遊びを好みます。
・遊び方
犬におやつを見せて鼻の近くに持っていき、おやつを持っていることを認識させます。おやつは匂いが強い物のほうが、よりわかりやすくて良いでしょう。片手におやつを持ち、両手でこぶしを作って目の前に出します。この時「どっち?!」などと合図になる言葉を言ってあげると良いです。犬はおやつの匂いがする方の手をカリカリしたり、クンクンしたりします。ここで「当たり!」「残念~!」などと言って、当たっていれば「当たり!すごいね~!」とたくさん褒めてあげて、手の中のおやつを与えます。
・コツ
犬は頭を使う遊びが大好きなので、集中しているタイミングの時に、おて、おすわり、ふせなどのトレーニングをするのにも役立ちます。犬の集中力は15分程度といわれています。それ以上続ける場合は、休憩を入れるようにしましょう。犬にとってストレスにならず、楽しませてあげることが大切です。

◆「宝探し」ゲーム♪
犬の嗅覚を使って、おやつやフード、おもちゃを探させる探索ゲームが「宝探し」ゲームです。頭を働かせる知的な遊びで、嗅覚も刺激するので犬も喜びます。犬が見ていない間に、飼い主さんがこれらを部屋のどこかに隠し、愛犬にそれを探させます。できれば、おもちゃがよいですが、犬が気乗りしない場合はフードやおやつを使います。
・遊び方
部屋から連れ出す時に目的物である、宝(おもちゃ、おやつ、フードなど)を鼻面に押し当てながら「宝探しするよー」と楽しく話しかけましょう。部屋の外で待たせるときは「待て!」と言って扉を閉めます。行動抑制である「待て」のコマンド強化にもつながります。
宝を隠します。どこでも良いですが、最初はわかりやすい場所から始めましょう。例えば、ワンコベットの下や椅子、ソファの下など、すぐ見つけられるところに隠しましょう。ゲームに慣れるまでは、隠す様子も犬に見せながら行うと、犬も遊びを理解しやすいです。
「探せ!」が宝探しのコマンドなので、必ず「探せ!」で統一して、探させます。最初は犬も「何をすればいいの?」の状態になるので、宝の場所に誘導してあげましょう。宝を見つけたら飼い主さんが「ほら!あった!」と言ってテンションを上げてあげます。犬が宝に気づいて持って来たら「エライ!」「スゴイねー!」と言ってご褒美をあげます。
・コツ
遊ぶコツを掴んできたらテレビの角、棚の裏など、ふだん興味を持たない場所に隠してみて下さい。犬も疲れてくると集中力が途切れて、だんだん飽きてきます。「そろそろ無理だな」と思ったら、目線を配るなどして、それとなく宝の場所に誘導してあげて下さい。犬は嗅覚に優れた動物です。発達している部位を積極的に使って遊ばせることは、脳にも良い刺激を与えることにつながりますよ。

まとめ
お部屋で遊ぶ時は、いつも散歩にかける程度の時間をかけて遊んであげるのがおすすめです。犬種や遊び内容にもよりますが、30分から1時間を目安にすると良いでしょう。
真夏の暑さや真冬の寒さが厳しい時期、雨の多い時期は、散歩になかなか連れていけないため、犬はどうしてもストレスが溜まりやすいです。また運動不足にも陥りやすいので、肥満になる可能性もあります。今回ご紹介した3つの「コツ」とともに、お部屋遊びを楽しんで、愛犬のストレスを上手に発散させてあげましょう!

今“愛犬には手作りごはん”が熱い?!

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最近、オーガニックなどの素材や原料の産地にこだわった、高級志向のフードがペットショップの売り場を飾っているのはご存知でしょうか。価格帯も1キロ3.000円以上するフードも多く、かなりリッチなドッグフードが多いのです。
そんな中、さらに素材にこだわって「愛犬のためにごはんを手作りしよう!」という意識が飼い主さんの間で高まってきているようです。
愛犬にとって、ごはんは大きな楽しみの一つ。少しくらい手間がかかっても嬉しそうに食べる姿を想像して、「手作りごはん」に挑戦してみませんか?

◆手作りごはんの“メリット”
①安心
飼い主さんご自身が素材を選んでいるので「安心」です。いくらオーガニック素材を使っていると表示されているドッグフードを購入しても、さほど規制の厳しくないドッグフードでは実際何が使われているのか不安は拭えないものです。

②代謝アップ
私達、人間の食べ物には通常60~70%ほどの水分が含まれています。しかし、犬が主食にしているドッグフードにはわずか10%しか水分が含まれていません。その理由は、開封後に水分や湿気を吸収することで、品質の劣化やカビを防ぐため、そして、輸送期間中に、粒が割れて粉砕してしまわないように硬く凝固するためです。ドライフードのパッケージを見ると、ドライフードと飲み水を与えるように記載されています。しかし、正しくはこの“水”は食事として摂取すべき“水”という意味で、日中の飲み水とは別の分量を意味しているのです。実際には、ドッグフードと水を同時にあたえると、ある程度の水を飲みはするものの、水分を補う程は飲み干せません。
ごはんを手作りする事によって、様々な食材から水分もしっかり摂取でき、「代謝アップ」することが出来るのです。

③栄養
私たち人間は色々な食物を食べたいですし、その日の気分や体調に合わせたメニューを考えますよね。それと同様、愛犬にも体調に合わせてメニューを変えられるというのが大きなメリットです。最近はアレルギーで皮膚トラブルを抱えた犬も多く見受けられます。動物病院に通うのも対応策ではありますが、ドッグフードに原因物質が含まれる場合などは特に手作りごはんは有効です。手作りごはんに切り替えてから、涙やけが改善したというのはよく聞く話です。そして、内臓が弱ってしまった老犬にも消化に良い素材を使ったり、「栄養」たっぷり含んだ、好きなものを入れてあげて食欲を促したりすることができます。

④愛情
飼い主さんが「愛情」こめて手作りしたごはんを、大切な愛犬がパクパク食べてくれる姿を見たら、もっともっと愛犬の事が愛おしくなります。
毎日、愛犬のために手作りを続けていくのは、最初は手間がかかると感じるかと思います。そんな時は少し工夫して飼い主さんと同じメニューを楽しんでみましょう。例えば、犬にあげてはならない、玉ねぎや、控えるべき塩分など、加える前の段階で、少し愛犬のために別に取って焼いておくなどすれば、ごはんをより一緒に楽しむことができますし、わざわざ別に手作りごはんを用意する手間が省けるので、一石二鳥ですよ。

◆あげないほうがいい食材
人間には問題がなくても、愛犬にとっては「毒」になってしまう食材もありますので手作りの際には注意が必要です。ちょっとあげただけで、すぐに体調が悪くなる例は多くないですが、以下の食材はあげないようにしましょう。
ネギ類、にんにく、加熱した骨、チョコレート・ココア、生の卵白、じゃがいもの芽、生のタコ・イカ・エビ・カニ、コーヒー・紅茶・緑茶、香辛料など

◆まずはトッピングからでもOK!
いきなりすべて手作りごはんにしていくのは、飼い主さんにとってハードルが高くなるだけでなく、愛犬の体にとっても負担になってしまう可能性があります。そこで、まずはトッピングからチャレンジしてみましょう。ドックフードの量を少し減らして、茹でたお肉や野菜をトッピングしてみて下さい。ドッグフードはいつもの2/3くらいにします。そこに飼い主さんが料理に使う予定の肉・魚・野菜などを少しとりわけ、さっと茹でればいいです。栄養がたっぷり含まれている茹で汁も捨てずにかけてあげましょう。

◆慣れたら手作りごはんに
トッピングごはんが楽しく続けられるように慣れてきたら、いよいよ手作りごはんに挑戦です。「肉・魚」「野菜・果物」「穀物」を同じ量ぐらいずつが基本的なレシピの考え方です。それに、「水・出汁」を加えて雑炊風にしてみたり、豆腐やゴマ、ワカメ、納豆などのプラスアルファを加えてもOKです。しかし、この量はあくまでも目安です。2~3週間ごとに体重や被毛の状態をチェックし、愛犬にとって最適な量をアレンジしてあげて下さい。

まとめ
手作りごはんにかえたからといって毎日きっちり作らなきゃ!と気負う必要はありません。2・3日分まとめて作り置きしておいて、あげる前にちょっと温めてあげたり、忙しい朝はドライフードで済ましてしまったりと、飼い主さんにとって楽しく続けられるやり方で、愛犬と一緒に楽しんで下さいね。

◆「わんわんシェフ見習い中」 手作りごはんの基本
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